交通事故鑑定-よくある質問

みなさまから、よく頂くご質問をまとめてみました


貴所は、工学鑑定ですか?
弊所では「法科学鑑定」を実施いたしております。

交通事故は、前提とされた自然現象と、ヒトの営為との相互作用による客観的、科学的原因が存在します。
事故原因究明に於ける「工学的アプローチ」とは、法医学、法工学、人間工学の3つの学問を主軸とし、物理学、数学、化学、気象学、分析学、と多岐に渡る予備知識が必要であり、複眼視野的な分析力が必要不可欠なのです。 ですから、私たちは「法科学鑑定」と呼んでいます。

鑑定の費用は?期間はどれくらい掛かりますか?
案件により「全て」異なります。

交通事故は複雑な事象が重なり合い、事故として存在し、100件あれば100通り異なります。
何を検証し、どのように証明するのかを協議する必要があります。
ですから、資料をご用意頂き、状況をお知らせ下さい。
検証・鑑定が可能か否か、鑑定の費用、納期など、お見積もり致します。

相手車両の「速度だけ」を計算して下さい。
実況見分調書などの資料があれば再検討することは可能です。

○衝突痕の写真だけを見せられ相手車速度を算出して下さい!←これはムリです。

交通事故において、車速を求めるには、残された痕跡を精査する手法がとられます。
一般的にはスリップ痕や路面痕跡から車速度を求める計算式を使用し、供述に正当性があるか否かなどを考慮します。


・・実際の交通事故検証では・・

スリップ痕の(長さ・方向)、事故車状況(衝突方向・圧力)、路面状態(傾斜・勾配・摩擦係数)、車重、散乱物、加減速状況、など多くの事象状況を考慮し、基本式を応用して算出されます。
相当な情報量が必要なのはご理解いただけると思います。



・・では何故多くの情報を利用する必要性があるのでしょうか?・・

交通事故の解析を行う上で最も難しいのが「摩擦係数」の使い方なのです。
当然ですが雨や晴れ・昼や夕、これに・方向・傾斜・勾配・進路・重量・加速など、同じ道路でも大きく変化します。(バイクの場合は転倒状況も重要です)
よく拝見する裁判用の資料に時間や距離を求める数式を使用する場合「一般的係数」を使用して求めた。だから○○○なのです。と書かれた物があります。←私たちからすると意味不明!
さらに、25年も前の参考係数で計算していることもあります。(路面もタイヤも全然違うのに)
ですから、誰が算出しても若干の差異が生じます。このことが当事者不満となり起訴事案になることが多いのです。 そのため、速度を再検証するには全ての情報と関わらなかった新たな情報が必要になります。

弊所では3段階で対応いたします。①書類の精査、②可能性の検討、③再検証
最初は実況見分調書などの書類をご用意いただき、ご相談下さい。


当て逃げされた相手の塗料から犯人を捜して下さい。
残念ですが弊所では取り扱って おりません。

塗装/塗膜からの異同識別鑑定は可能です。
こちらから →塗装&塗膜片からの科学分析

擦過痕に付着している成分の分析は可能ですか?
成分分析可能です。ご相談下さい

衝突痕跡に残る成分はFT-IR検査やGC-MS検査などで分析を行い得られたデータを解析することで、接触の存在が判明できます。

車両火災の鑑定は可能でしょうか?
可能です。

車両火災=「発火源」+「可燃物の継続的な供給」です。 この原因を調査し鑑定できます。

再現実験

車両火災の原因の多くは、化学反応と物理変化の結果です。
解析にはPCソフトも多く使用されていますが、全てを解明出来る訳ではありません 残存物の分析を行う事で『放火』なども特定できます。
関連ページ →車両火災

鑑定をお願いするには何を用意すれば良いですか?
基本的には、1、書類 2、写真 3、事故物 です。

こちらを参考にして下さい。 →物的証拠の集め方

単独事故なのですが鑑定できますか?
事故の状況により、鑑定可能です。

お問い合わせ下さい。
(尚、事故届けが出ていない案件は、お受け出来ません。お断りさせて頂いています。)

弁護士を紹介して下さい
弊所の案件であれば、ご紹介しています

特別な場合のみ、元裁判官・元検事や交通事故事件に経験豊かな専門弁護士、交通事故裁判を得意とする弁護士さんをご紹介しています。
弊所では優秀な弁護士さんをご紹介するにあたり、一切金品を頂いておりません。ですから、弁護士さんだけを紹介してほしいと頂きますが、お断りしております。

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交通事故における対応・検査期間・お見積りなど、
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科学捜査読本|法科学鑑定研究所

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