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2022.07.06

MCT118(科警研・笠井先生が発見したミニサテライト)

ミニサテライトとしては例外的に全長が短く、最大のアリールでも800塩基程度のためSTRのようにPCRを利用して型判定できる。
このMCT118は、特定の並び方をした16個の塩基が何度も繰り返して出現し、その回数は人によって14回から42回まで、29の 型に分けられ個人差が生じることになる。
染色体は、両親から1本ずつ受け継ぎ、一番染色体は1本で1組だから双方の繰り返しの回数の組み合わせから435通りの型があることになる。
刑事裁判などに多用されたがSTRキットが主流となり、活躍が少なくなりつつある。