法科学鑑定研究所

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2022.07.06

PCR(ポリメラーゼ連鎖反応=Polymerase Chain Reaction)

ごく微量のDNAから、特定のDNA断片を酵素によって大量に複製し増やす技術です。
検体から抽出した微量のDNAを含む溶液に、プライマー(数個のヌクレオチドをつないだ「オリゴヌクレオチド」)、酵素であるDNAポリメラーゼ、複製するDNAの合成材料となる4種類のデオキシヌクレオチド三リン酸を加えます。
この溶液を95℃付近に加熱すると、DNAの2本鎖はほどけて1本鎖になります。
これを50℃~65℃まで下げると、プライマーが相補的な位置に結合し、DNAのうえにRNAが合成されます。
これは複製の起点・終点となるもので、そこから、DNAポリメラーゼがオリゴヌクレオチドをつないでいき、複製となる2本鎖を作 ります。
こうしてハイブリダイズ(複製)されたDNA溶液を再び95℃付近に上げ、上記の過程を繰り返すと、目的となるDNA塩基配列の領域が乗数的に増えて行きます。
複製の起点・終点を作るために、プライマーは2種類が必要となります。