【出演】『ニッポン放送 飯田浩司のOK! Cozy up!』

【番組概要】
『ニッポン放送 飯田浩司のOK! Cozy up!』
●タイトル
『ニッポン放送 飯田浩司のOK! Cozy up!』
●放送日時
11月5日(水)6時~8時
●出演
飯田浩司
●内容
DNA鑑定について
26年前のDNA情報について
■26年前、名古屋市西区で女性が殺害された事件について。
まずDNA鑑定とは、遺伝子の中でも人によって異なる部分を分析して、誰のものかを特定する技術です。
血液や唾液、毛髪、皮膚片など、微量な痕跡からでも分析できます。犯罪捜査では、現場に残されたこうした痕跡と容疑者のDNA型を照合し、一致するかどうかを判断します。
今回の事件では、報道によると、当時ご家族が現場の状況をできる限り保全していたともされています。詳細は公表されていませんが、このように比較的現場が保たれていたことが、DNA試料が長期にわたって残存することにつながったと考えられます。
事件当時はDNA解析技術もまだ発展途上でした。少量のDNAや混合したDNAの解析は難しく、十分な証拠として活用できない場合もありました。
しかし現代では、
・ごく微量のDNAでも検査可能
・古く劣化したDNAでも解析しやすい
・より多くのSTR領域を解析でき、一致判定の精度が向上
・混合DNAも解析できる手法(Probabilistic Genotyping)も利用され始めている
こうした技術によって、事件当時は特定できなかった痕跡が、現代の技術で再度分析され、
新たな一致や人物の特定につながった、という流れです。
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■ 昔のDNAでもなぜ特定できるのか?
みなさまからも多かった質問ですが、
**「26年前のDNAでもわかるんですか?」**という点です。
答えは “わかる可能性が高い” です。
DNAは、湿気や熱・日光に弱いという性質はありますが、
保管状態が良ければ、長期間にわたって残ります。
そして、現代の解析技術が向上したことで、
過去には“検出できない”とされた試料でも、再解析が可能になっているのです。
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■ まとめ
今回の事件のように、
科学の進歩によって、長年動かなかった捜査が再び動き出すというケースは珍しくありません。
DNA鑑定は、
「時間が経ったから証拠能力がなくなる」というものではなく、
むしろ技術の進歩によって新たな光が当たることがあります。
取材でも、こうしたDNA鑑定の基本と、過去の事件への適用についてお話しさせていただきました。
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【関連リンク】
【公式HP】https://www.fujitv.co.jp/saigonokanteinin/
【公式X】https://x.com/hashtag/cozy1242



