COLUMN
投稿日:2022.06.10

頭の良くなるDNA!

人類は猿人からの進化の途中、格段に知能が進化しました。

頭が良くなるDNAは存在するのか

・・・これを書いている私の高校生時代 ・・・
実は、ガリ勉でした (*'∞'*) 
自分なりに、かなり勉強したつもりですが、どうしても抜けない友人がいました。

その友人の家に遊びに行くと、部屋にはマンガが並び、到底勉強している様子はありません。

学校の授業中もノートなどは取らず・・・勉強の様子は有りませんでした。
なのに試験になると・・・学年トップの座を譲りません

結局、友人は軽々と東京大学、現役合格(あぁ~きっと友人とは頭の出来が違うんだぁ~漠然と感じた事がありました)

頭の出来を科学解明する?

最近になって、記憶/学習能力の秘密(頭の出来)を
科学的に解き明かそうとした学者が現れました。

その学者とは、プリンストン大学の神経生物学者ジョー・チェン氏。

研究の理論をマウスを使い、記憶/学習能力の高いマウスに
作り直すことに成功し「頭の出来」を科学的に解明したのです。

彼の研究論文によると、『ドギー』と名付けられた一群のマウスたちに、
『NR2B』と呼ばれる遺伝子を導入し、これにより学習速度と記憶力が向上しました。
このマウスたちの特徴は、普通のマウスより学習能力が高く
しかも一度覚えたことは長く忘れません。

他のマウスより頭がいい事実を証明してみせたのです。
この研究により「ヒトを含む哺乳類」の知能向上が可能であると証明されました。
この研究の結果、あらゆる記憶/学習の中枢には
1つの共通した生化学機能があることも判明 されました。

現在、一般的な学説では 記憶は2つのニューロンが『長期増強』(LTP)と呼ばれる
強い結びつきを形成するとき、作られるという理論について
激し議論が交わされています。

チェン氏の研究は、この理論の正しさを確認する事にもなりました。

・・・チェン氏の研究の仕組みを簡単に説明すると・・・

記憶/学習の成立とは、同時に活動したニューロン間で
シナプス伝達効果が変化する事で、達成されると考えられています。

(東京都神経科学総合研究所様よりお借りしました)

そこで、チェン氏は、記憶/学習能力を向上させる為には、
シナプス同時活動検出器の本体と考えられる
「NMDA受容体」の能力を高めれば良いと推測しました。

『ドギー』と名付けられた一群のマウスたちは、
「NMDA受容体」をたくさん発現するように遺伝子を操作しました。

つまり、この遺伝子を使えば、記憶力、学習能力が高まると言う事です。

チェン氏の研究報告を受けて、天才と呼ばれる歴史的に名を残す偉人達や
勉強能力が著しく高い人々は、普通の人よりも「NMDA受容体」を
たくさん発現出来る遺伝子を受け継いでいると考えられるようになりました。
(そういえば、勉強が出来る家系って、ありますよねぇ~)

チェン氏の研究報告後、全世界で「頭がよくなる・・・」関連商品が巷に溢れました。

彼たちの発想は、理屈が解れば、かんたんじゃ~ん

「NMDA受容体」ってのを増やすもの、他に考えればいいんでしょ・・・と
「頭が良くなるサプリ」とか「頭が良くなる水」とか
  日本では「頭が良くなる魚」や「頭が良くなるゲーム」なんてのも開発されました。

( 」´0`)」オォーイ!
(飲んでも食べても増えないし、外部刺激でも増えないですよぉ~)

当社にも、○○薬品の取締役の方が来所し、真剣な面立ちで
「頭が良くなる薬」開発したいんですけど・・・

(^^;アノネ・・・㍉ …ザンネン

(儲かりまっせって、あんた、遺伝子操作したのよ・・・ワカル)

・・・研究者ごと買い取るぞぉ~なんて輩も出てくる始末・・・

(どこかのお金持ちの王室が、幾らなら売るんだぁ~と大声を上げたとか・・・)

・・・(´・ω・`)・・・

現在も話題に事欠かない最新の科学技術ですが・・・

映画にあった「知能を持つ鮫」とかに使わないでよぉ~~

アレッ・・・鮫って哺乳類・・・じゃないか・・・f(´_`;)ポリポリ

・・・でも、きっと、そのうち・・・

・・・音楽才能を科学的に向上させた歌うクジラとか・・・
・・・絵画才能を科学的に向上させたデザイナーのサルとか・・・

・・・えぇぇ~ありえねぇ~よ絶対!・・・

近年ドイツとアメリカのDNA遺伝子の解析チームが
IQの研究に続き「芸術の才能を担う遺伝子の解析チーム」を発足
研究を開始しました

v(。^_^。)vブィ♪

・・・現実の科学技術は、アニメの世界・・・超えたかも・・・

・・・くれぐれも軍事利用されませんように・・・