COLUMN
 更新日:2024.03.05
投稿日:2022.06.27

信用できる DNA鑑定 の選び方・特徴と見分け方

 

当ページでは、ニュースやドラマに出てくる DNA鑑定の選び方をご紹介いたします。
参考にしていただけたら幸いです。

法科学鑑定研究所のDNA親子鑑定はこちら

 

DNA鑑定の市場状況

 現在日本国内では、当社や警察・法医学教室などが扱う DNA 鑑定と、輸入される DNA 鑑定に大きく分類することが出来ます。 10 年ほど前は、米国などの DNA 検査を輸入する海外委託業者が多かったのですが、状況が時代と共に変わってきました。
もちろん、当社の変遷もまさにその通りといえます。

 

DNA鑑定の信頼度

 当社や警察・法医学教室などで実施される「DNA 鑑定」は、科学的観点から公平中立な立場で検査が実施されています。
(※DNA鑑定での裁判所や警察からの受任は公開しています:公的機関および団体からのDNA鑑定嘱託および照会実績

 では、DNA 鑑定の結果で証明される血縁関係とはどの程度なのでしょうか?

 DNA 鑑定では、親子血縁関係を証明する場合の確率は、肯定の場合は 99%以上、否定する場合には 100%の否定(0%)です。
これらの検査結果から血縁関係の有り/無しが明らかになります。

 現在、最新のDNA検査技術において、DNA鑑定(親子鑑定)の信頼度はかなり高く、その精度は約 99.99%以上とも言われています。

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 しかし、DNA鑑定の結果が必ずしも正確とはいえないDNA鑑定結果も出回っているようです。

 これらの理由として、サンプル(採取物)の劣化が著しく、正確に DNA を読み取れなかった場合や、サンプル自体が正確なものでない場合(不純物が混じってしまったり、違う人物のものを提出してしまったり)など、正確な判定が出来ない状況なのに無視し、鑑定結果を提出してきたとものと考えられます。

 このような場合、私たちは自社で DNA 検査を行っているので、サンプルの異変に直ぐに気が付き対応することができます。
もちろんチェックは、複数回行われます。これは検査過程では通常のことです。

 

DNA鑑定のチェックポイント

 DNA鑑定の結果は、何をもとに作成されているのか気になる方もいるはずです。
検体はどこで検査されているのか、検査機関はどういうところなのかなど、チェックしてほしいポイントをご紹介します。

 

ポイント① DNA 鑑定結果の信憑性がある機関を選ぶ(日本に検査機関を持ち検査も行っているか)

・どのような組織で、どこで DNA 鑑定を実施しているかを調べましょう。

・どのような取引実績があるかを調べます(官公庁の取引実績や弁護士組合などと取引があれば、信頼性も高まります。)

当社では、DNA鑑定での裁判所や警察からの受任を公開しています:https://alfs-inc.com/bio/dnatest/actual/

 

ポイント② 専門家が在籍している検査機関を選ぶ(専門家や医師が在籍していると書かれた HP も見うけられます。)

・専門家であれば書籍の出版があるはずです。その専門家や会社/組織からの出版物を調べましょう。

・医師であれば名前で医師検索しましょう。

(DNA 鑑定に関する書籍を出版していれば、信頼性も高まります。)

 

ポイント③ 鑑定に用いた手法に科学的根拠がある機関を選ぶ(日本の検査機関であれば所属する学会などで論文発表しています)

・理論や技術が科学者のコミュニティで点検されているかが重要です。(科学的=数学的に裏付けされた理論なのかを調べます。)

・DNA 鑑定の判定は、数学的なベイズの定理と尤度比(ゆうどひ=参考文献:DNA鑑定とタイピング John M.Butler著 福島弘文ほか監訳)を解釈の主軸にして計算を行います。

・これらの数式や用いられた数値に矛盾がないかを調べます。

(DNA 鑑定に関する研究・論文発表がされ理論が検証されていれば、信頼性も高まります。)

 

ポイント④ 鑑定の品質が高く保たれている機関を選ぶ(日本では経済産業省・厚生労働省・文部科学省などからガイドラインが出されています)

・個人遺伝情報を用いた事業分野における個人情報保護ガイドラインなどが整備され、品質管理が行き届いていることが重要です。

・法科学鑑定研究所では、【経済産業省 個人遺伝情報保護ガイドライン】
【三省共同 ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針】
【日本法医学会指針】【日本DNA多型学会指針】
を遵守し、厳密な個人情報保護および品質管理の基で DNA鑑定 / 遺伝子検査 を実施いたしております。
(検査・鑑定の品質が高く保たれます。)

 

DNA鑑定のよくある質問

 

Q&A1: DNA鑑定 の結果は一生変わらないものなのですか?

遺伝子配列自体が変わることはありません。

 

Q&A2: DNA鑑定 の結果は会社によって違うのですか?

科学的に認められている手法で検査を行えば同じになります。

「検査結果が違う場合」

※検査方法がはっきりしない、DNA鑑定 の結果を拝見することもあります。

※ご心配の方は再検査をおすすめいたしております。

※当社では、セカンドオピニオンとしての役目も担っております。他社で行われた案件を再鑑定、または他社で提出された鑑定書の再解析にも協力しています。但し結果の公表は、しておりません。匿名でも他社の名前を出すことは致しておりません。

 

Q&A3: DNA 鑑定は、どれくらいの期間を要しますか?

親子鑑定などの血縁鑑定は 4-8 営業日をめどに作業しています。

特急サービス(当日報告)などもご用意していますので、お問い合わせ下さい。

※特急検査サービスは、自前でDNAラボを持たなければ出来ないサービスです。

 

 

法科学鑑定研究所は日本の官公庁をはじめ上場企業・裁判所・医療機関からDNA検査依頼される専門機関です。

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