Fingerprint

指紋鑑定の進め方

指紋鑑定の進め方

検体資料の状態(汚れ、経過時間、保管状況、取り扱い方、等)を観察し、指紋鑑定の全体の流れを決めて行きます。
(目的を確認し、戦略を立て、施策を立案、検討し、決定されるのです)
指紋の鑑定は「事前」に鑑定できるか出来ないかを鑑定人に判断してもらいます。
(鑑定の目的と、検体となる資料が、指紋鑑定が出来るか否かを検討します)

この事前判断を誤ると、大事な証拠となる「指紋を汚したり破壊してしまう」ことも、あるからです

指紋鑑定

では、なぜ事前に判断してもらうかと言うと、現場に残っている残留指紋は常にクッキリとしている物は少なく、この残留指紋の80%は、片鱗指紋(一部しか残っていない指紋)がほとんどだからです。
ですから、全体の目的と戦略を明確し、準備を進めていくことが重要です。

現場採取された指紋は、どんなに特殊な機材やPCソフトを使用しても、科学的見地から解析するには、最終的に、人間の肉眼で判断する必要があります。警察庁・指紋鑑識官や当社のような民間鑑定所で作成される証拠目的、裁判資料としての指紋鑑定の世界では、機材や各ソフトはあくまで容疑者の割り出しを助ける補助的な物に過ぎません。
最終的には「複数の指紋鑑定人」が目視判断し鑑定内容を決定させて行きます。
なぜなら、「ズレ」「歪み」「二重転写」「印圧不均衡」などの指紋はプログラムソフトではエラーになってしまいます。

実務経験豊富な技術者のみが判定できる技なのです。
人の眼にかなう装置なし!経験がものを言う職種と言えますね。