Traffic Accident

交通事故鑑定(塗料解析・ドラレコ解析等)の費用と流れについて

法科学鑑定研究所3部門で高評価を達成

被害者なのに、いつの間にか加害者にされている・・・

 交通事故に遭った被害者の方々が、いつの間にか加害者にされてしまうというケースが多くあります。

交通事故の現場では、証拠や証言などが錯綜し、加害者とされる方の主張が優先されることがあります。特に、被害者側に重傷を負わせてしまった場合、その責任を回避するために、加害者側が独自に事実関係を操作することもあるようです。

交通事故の当事者が権利を守るためには、交通事故鑑定や証言などを適切に行い、的確な対応が必要です。

交通事故鑑定
 法科学鑑定研究所では、交通事故の当事者に鑑定や支援を行い、交通事故当事者の権利を守るために全力を尽くします。

その他の交通事故鑑定項目はこちら

法律家の方々へ

・双方で事故状況の主張が異なるため、第三者機関で事故状況を明らかにする必要がある。
・相手方から提出されたもっともらしい非科学的な鑑定書に対して反論が必要だ。
・事故による受傷・診断内容の真偽について、医師によるセカンドオピニンオンを求めたい。
など、当社は総合鑑定機関として、多様な交通事故事案で必要な裁判資料の作成に対応しています。
経験・裁判実績の豊富な交通事故鑑定人をはじめ、ドライブレコーダー解析・EDR解析・PCシミュレーションによるデータ分析、画像診断・医療記録から医師による意見書作成など、裁判に対応する交通事故鑑定をワンストップでご提供いたします。

当社は、刑事案件・民事案件ともに、裁判所からの鑑定嘱託や全国の法律事務所から鑑定依頼を受託している会社です。東京都弁護士協同組合の特約店に加盟(一部他県の加盟あり)していますので、お気軽にお問い合わせください。

法人/個人の方へ

・弁護士を紹介して欲しい。
・相手の言い分が二転三転して事実と違ってきた。
・相手が虚偽の言い訳をしてきた。真実を知ってもらいたい。
・保険会社の調査結果が、警察の作成する調書と食い違っている。どうしたらよいだろう。
・一審判決で敗訴してしまった。判決が納得できない。

交通事故鑑定 の業務

当社では交通事故に関する以下の鑑定業務を行っています。

 業 務など  内 容
交通事故に関わる相談 事故資料から鑑定が可能かどうかなどの事前相談
交通事故鑑定の見積り・事前検討
鑑定内容 ・交通事故鑑定(物損事故・人身事故)
・ドライブレコーダー映像解析
・PCシミュレーション
・血痕等付着物鑑定/接触塗料・付着塗料分析
・各種実験/検証
主要顧客 ・裁判所/検察/警察、法律事務所、教育/医療機関、一般法人/個人
参加学会
(法工学関連)
・日本法科学技術学会
・日本犯罪学会 など

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ご相談の際、以下の情報をご用意いただくとスムーズです。

 項 目  内 容
① ご相談者は、どなた? (お名前/電話番号/メールアドレス)
② 鑑定の用途は? (刑事裁判/民事裁判/示談交渉用)
③ 事故の種別? (死亡事故/人身事故/物損事故)
④ 事故との関係? (当事者/親族/弁護士)
⑤ 事故日の日時と場所? (事故発生日時:○年○月○日○時○分)
(事故発生場所:〇〇県〇〇市〇〇町 1-2-3 ○町○交差点)
⑥ 事故の概要? (事故の概要)
(例:地図や状況図など)
⑦ 現在の状況は? (例:示談交渉中/第一審敗訴/控訴審手続き前など)
⑧ご希望の鑑定内容? (例:主張が異なるため事故の態様を明らかしたい)
(例:衝突時の車両速度を鑑定したい)
⑨ 鑑定用資料の状況? (お手持ちの証拠類をお知らせください)
(事故車両/実況見分調書/事故現場写真/物的証拠写真など)

わかりやすい費用設定

交通事故鑑定は、すべてが異なる内容のため一律料金として設定することが難しい業務です。
当社は分かりやすい料金設定を採用し、御見積り金額以上の料金が発生することはありません(追加鑑定や意見書作成、証人出廷等は別途費用が必要です)。安心してお問い合わせください。

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交通事故鑑定の報告形態

大きく分けて「事前所見書」「検査回答書」と「鑑定書」の3種類があります。

種 類 内 容
事前所見書
(非裁判用)
事故資料をもとに、目的の鑑定が可能かどうか、可能な場合はどのような鑑定結果が見込まれるのか、
鑑定結果の方向性を事前に検討してご報告いたします。
検査回答書
(非裁判用)
塗料/塗膜分析などの化学分析による検査結果を報告する書類です。
鑑定書
(裁判/公的機関提出用)
裁判や公的機関に提出する目的で作成する書類です。
通常、事前所見書や検査回答書の結果報告を経て作成する書類です。

※この他、第三者の調査報告や鑑定書等に対する「意見書」、先に提出した鑑定書の内容を補充する目的の「鑑定補充書」などの作成も行っています。

依頼から報告までの流れ

お問い合わせ

1. ご相談

ご相談の前に、必要な資料を揃えておくことでスムーズに解決策を検討することができます。お手持ちの資料をご郵送頂き、電話やメールなどで、状況をご相談下さい。
ご相談は、基本として以下4点の資料をご用意ください。
①交通事故証明書
②交通事故状況図
③事故状況または損傷箇所が確認できる写真
実況見分調書(カラー)または物件事故報告書
必要な資料は異なる場合がありますので、事前にお問い合わせください。

ご用意いただく資料

事故種 ご用意頂く資料
物損事故 ・事故証明書・現場写真・事故車両写真・その他関係書類
人身事故 ・事故証明書・実況見分調書・診断書・現場写真
死亡事故 ・事故証明書・実況見分調書・死亡診断書・死体検案書
その他事故 ・事故証明書・現場写真・事故車両写真・その他関係書類

裁判・係争中で相手方から鑑定書や調査報告書等が提出されている場合は、これらの資料もご用意ください。

事故資料 説 明
交通事故証明書 ・交通事故の発生を確認するために必要な書類です。
事故発生時に警察に事故届けをして、 交付申請書により
「自動車安全運転センター」に申請して入手します。
(郵送で出してもらえます)
実況見分調書 ・人身事故の場合、警察は刑事事件として事故直後に実況見分を行います。
その結果を書面にしたものが実況見分調書です。
この実況見分調書は検察庁から謄写を出してもらうのですが、弁護士が
依頼しないと謄写が出来ない検察庁がほとんどですので、弁護士に確認
してもらいましょう
事故状況写真 ・よく、警察が撮ったから・・とか、保険会社が撮ったから・・とか
そっちから貰ってください・・と言う方がいらっしゃいます。
警察は警察の資料ですので出してくれません。
事故写真は当事者も可能な限り撮影されることをお勧めします。
相手方を確認する
資料
・相手方の住所、氏名、連絡先、会社の車であれば会社名など・・。
相手方の加入している自動車保険-任意保険・自動車共済の契約会社名
・共済名、すでに、保険会社などから接触があれば、その担当者の氏名
や連絡先など・・。
相手方から送付されてきた書面・損害の見積書など
物損事故の資料 ・物件事故報告書
・事故車両(双方)の写真
・事故状況の簡易図面(手書き可)
・相手方の主張が確認できる書類
※物損事故は写真の多さが重要です。
人身事故
けがの場合
・実況見分調書(事故現場見取図含む)
・事故車両(双方)の写真
・医療記録(診断書や画像データ)
・診断書
・相手方の主張が確認できる書類(訴状や準備書面等)

「交通事故裁判に発展している場合には以下の資料をご用意ください」
●裁判資料(準備書面その他)
相手方提出の調査報告書や鑑定書(ある場合)
※資料が膨大な場合、資料を読み込むのに数日掛かる場合も御座います。その場合、別途資料見分料を頂くこともあります。
※万一ご相談後、ご連絡がない場合、またはご連絡が取れない場合は、ご送付頂いた資料は、資料到着日より起算し90日後に破棄させて頂きます。

お見積もり

2. お見積もり

どのような事故資料をもとに鑑定を行うのか、どのような事項について鑑定を行うのか、鑑定方針が決まりましたら御見積りをご案内いたします。

ご依頼

3. ご依頼/鑑定着手

鑑定依頼のお申込書をご記入いただき、メール返信または郵送にてご返送ください。ご入金確認後、鑑定業務に着手いたします。

ご報告

4. ご報告

お預かりしました事故資料と報告書類(鑑定書など)をご指定の宛先へ郵送いたします。
※事前所見書はPDFファイルでの送信可

弁護士費用特約について

交通事故鑑定は自動車任意保険の弁護士費用特約が利用できる場合がありますので、弁護士にご相談ください。
弁護士の紹介をご希望の方はお問い合わせください。
※無料です。

① 事前検討・事前所見

内 容 期 間 特 徴 料金
事前検討・事前所見
(刑事・民事案件)
2週間前後 ご用意いただいた事故資料をもとに、
鑑定の可否、鑑定が可能な場合の結果見込み、
本鑑定のお見積りをご提示いたします。
55,000円~

② 交通事故鑑定 の費用目安(本鑑定・鑑定書作成)

内 容 期 間 特 徴 鑑定料金の目安
物損事故 4-6週間程度 示談交渉・裁判用の
鑑定書を作成いたします。
330,000〜550,000
人身事故 4-6週間程度 示談交渉・裁判用の
鑑定書を作成いたします。
550,000〜880,000
死亡事故
重度障害
4-6週間程度 裁判用の
鑑定書を作成いたします。
880,000〜1,320,000

※刑事裁判向けの交通事故鑑定をご検討の場合は事前にお問い合わせください。

③ その他 対応可能業務

対応可能業務 内 容
事故現場見分・車両見分 事故現場の各所計測、現場の見通し確認、
実車の損傷状況確認など
刑事案件 刑事案件では、現地見分・車両見分が必須となります。
別途、ご相談ください。
鑑定書付属のオプション ・証拠保全 ・実験/検証 ・意見書作成
・証人出廷(裁判対応) ・塗料/塗膜分析など
車内付着物(血痕・毛髪など)の鑑定
医療鑑定/医学意見書作成 自賠責後遺障害の評価、受傷程度の評価などについて、専門医がカルテやCT/MRI画像などの
医療記録を検討し、鑑定書や意見書を作成します。

ドライブレコーダー映像解析(ドラレコ解析)

ドライブレコーダーの搭載率は45.9%(2019年国土交通省調べ)で、自動車の約2台に1台が搭載しているほどに普及しています。
ドラレコには事故発生時の状況が映像として記録されるので、極めて重要な証拠となります。
ドラレコ映像がある場合は、事故現場図面に頼らない速度鑑定、交差点進入時の信号、飛来物の衝突、スマホ所持による脇見、など、画像解析を組み合わせた交通事故鑑定が可能です。
ドライブレコーダーの映像解析もお任せください。

ご来社によるご相談 – 交通事故鑑定費用

※現在新型コロナの影響により対応を制限中。要相談

検査前 期 間 特 徴 相談料
ご来社による
ご相談
ご予約制 事故資料をご用意いただき、
どのようなことについて鑑定されたいのか
事前相談に対応いたします。
(30分)
5,500
お申し込み

交通事故鑑定・ご相談の仕方、ご相談のコツ

 交通事故は、被害者・加害者・家族・親族・友人など、大勢の人々を巻き込む場合が多くあります。
そのため、当事者や近親者は一種のパニック状態に陥りやすいと考えられています。

事故から時間が経過すると、事故の細かな記憶が薄れていき、事故の相手に曖昧な対応をしていると、いつの間にか事実と異なる内容で事故処理が進んでしまい、泣き寝入りする事態になってしまいます。

交通事故鑑定

交通事故の真実を明らかにしたい。事故の相手と意見が異なり納得がいかない。自分の主張が正しいことを証明したい。

そんな時、まずは鑑定会社に相談してみましょう。

交通事故に遭った時の証拠集め

お問い合わせで「交通事故に遭った時、どんな証拠を取っておいた方がよいですか?」というご質問が多くありますので、万一のトラブルに備えて、どうしたら良いのかをご説明します。
道路

1)写真を撮る

いつ撮るのか

ケガをしていない場合は、その場でできるだけ多くの写真を撮るようにしましょう。撮影はスマホのカメラでOK! 物損事故では警察による事故現場の見分(写真撮影や各所の計測など)が行われませんので、事故直後の写真撮影は非常に重要です。
ケガをしている場合は、救急隊員や警察官の指示に従い、無理のない範囲の写真撮影で問題ありません。後日、お互いの車両の損傷状況がわかる写真や事故現場の写真撮影をします。

何を撮るのか

  1. 事故直後、車両を移動していない場合は、お互いの停止位置が分かるように事故現場全体の写真を撮影しておくと良いです。
  2. お互いの車両の損傷・破損が確認できるよう、車両全体から細かな傷まで、あらゆる方向から撮影しておくことが望ましいです。
  3. ブレーキ痕や飛散物、路面状況の写真、事故現場全体が見渡せる場所からも撮影しておきましょう。

これらの写真は、事故の発生状況や衝突角度・速度鑑定などを行う上で必ず有力な手掛かりになります

2)メモを取る

事故現場の記憶はドンドン薄れていきます。事故の相手がウソを言っても、それが間違いであることをハッキリと言えるように記録しましょう。記録はスマホのカメラや録音機能を使用しても良いでしょう。

  1. 日時、天候、交通量や歩行者の状況
  2. 相手の氏名や年齢、服装、免許証所持の有無、職業・勤務先など
  3. 相手車両のナンバーや車種、車検の有無、任意保険加入の有無など
  4. 相手との会話内容、目撃者・通報者に関することなど
  5. 担当の警察署と警察官名、病院、保険会社など

3)保管する

事故が解決するまで、事故に関係するものは、できるだけ事故当日の状態のまま保管しておくことをお勧めします。

  1. 事故車両(バイク・自転車を含む)は雨ざらしにせず、ブルーシートを掛けて保管します。
  2. 事故当日の衣類や靴、ヘルメットや手袋などはビニール袋に入れて保管します。
  3. 事故に関する書類や見積書、領収書などは紛失しないように保管します。

万一、裁判になった場合に、保管しておいたこれらのものが有力な証拠となって、真実が明らかになるケースも少なくありません。
今の時点では交通事故鑑定が必要になるかどうかわからないけど、いざという時のためにしっかりと証拠を残しておきたいという方のために、当社では交通事故鑑定人による「証拠保全業務」も行っております。
すべての交通事故は2つとして同じ事故はありません。交通事故の証拠として何が重要になるのかを判断できるプロの交通事故鑑定人が全力でバックアップいたします。

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