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指紋鑑定のよくある質問|費用・期間・検出事例を解説

指紋鑑定のよくある質問|費用・期間・検出事例を解説

皆さまから寄せられる質問をまとめてみました

指紋鑑定について

  • 指紋鑑定の費用はどのくらいかかりますか?

    指紋鑑定の費用は、検査内容や証拠物の種類・点数、処理方法によって異なります。例えば、1〜2点の比較であれば約12万円〜約20万円が目安ですが、複数の証拠物や特殊処理(経年指紋の復元、薬剤処理等)が必要な場合は別途お見積りいたします。
    お見積りは無料ですので、まずは証拠物の状態や目的をお知らせください。お客様のご要望に合わせたプランをご提案いたします。

    費用はこちらから

    出来る限りご希望に添えるよう努めます。ご相談は無料です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

  • 指紋鑑定の結果はどの程度の精度がありますか?

    指紋は「個人識別」において極めて高い精度を持つ証拠です。一人ひとりの指紋は生涯変わることがないため、十分な品質の指紋が得られれば、鑑定結果は高い信頼性を有します。ただし、検出できた指紋が部分的であった場合や変形が著しい場合は、同一性の評価に慎重さが求められます。その場合も、専門家が科学的根拠に基づいた判断を行います。

  • 鑑定結果は裁判の証拠として使えますか?

    はい。当研究所が発行する指紋鑑定書は、民事・刑事を問わず裁判所に提出可能です。鑑定は科学的根拠に基づいて行い、必要に応じて専門家(鑑定人)が法廷での証言や書面による技術的回答にも対応いたします。法的手続きに耐えうる鑑定をご希望の場合は、事前にその旨をお知らせください。

  • 指紋鑑定にかかる期間と費用はどのくらいですか?

    通常、指紋鑑定には約2〜4週間のお時間をいただいております。ただし、緊急対応をご希望の場合は、最短で数日以内の速報にも対応可能です(別途特急料金が発生します)。費用は案件の内容や指紋の数、処理方法により異なりますので、具体的なお見積りはご相談時に提示いたします。

  • 他所や自分で指紋検出を試みましたが、できませんでした。再度、検出をお願いできますか?

    再検出のご依頼も承っております。ただし、検出の可能性は初回よりも大きく低下します。

    指紋検出にはさまざまな手法がありますが、一度検出処理を行った検体は、多かれ少なかれダメージを受けており、場合によっては再検出が不可能になることもあります。

    それでも重要な証拠となる可能性がある場合は、ぜひご相談ください。 他社での検出作業後の検体でも構いません。無料でお見積もりをいたします。

  • 指紋鑑定で「触っていないこと」を証明することはできますか?

    残念ながら、非常に困難です。

    「その物に指紋が検出されなかった=触っていない」という主張は、科学的には成立しません。
    科学の世界でも「存在しないこと」や「起きていないこと」を証明するのは極めて難しいとされています。

    なぜなら、
     「触った」 ことは指紋を検出するだけで証明できますが、
     「触っていない」 ことを証明するには、
      ・触ったのに指紋が残らなかったあらゆる可能性(手袋の使用、汗や油分の不足、表面の状態など)を完全に否定する必要があります。

    これは現実的にほぼ不可能です。
    そのため、指紋鑑定では「触っていないこと」を科学的に立証することはできません。

  • 悪質な「指紋鑑定」にご注意ください

    指紋鑑定は、高度な科学知識と熟練した技術を持つ鑑定人(専門家)が、適切な設備と環境で行うべき繊細な作業です。

    しかし、近年一部には専門の鑑定人が在籍していないにもかかわらず「指紋鑑定」を名乗る業者が存在します。これらは科学的根拠や専門家を欠いた簡易的なものであり、法的証拠としては認められません。

    当社は、裁判所や弁護士からの依頼も多数受ける正式な鑑定機関です。大切な証拠を守るため、信頼できる専門家にご相談ください。

指紋鑑定の試料について

  • 紙製・郵便物からの指紋検出/指紋鑑定は可能ですか?

    可能です。
    紙類からの指紋検出・鑑定を行う事が出来ます。
    検査試料を精査し、状況に応じた試薬を選定・調合して指紋検出させていただきます。

  • 1年以上前の書類から、指紋の検出は可能ですか?

    理論上、可能です。指紋は皮脂などの「油分」で構成されており、時間の経過とともに劣化しますが、保存状態が良好であれば検出できる場合があります。

    例えば、密封状態で汚染がなく保管されていた書類であれば、10年ほど前の資料からでも指紋が検出できることがあります。 一方で、机の引き出しの中や棚の上に放置されていた書類のように、外気や埃にさらされた環境では、検出の可能性は大きく低下します。

    実際、お問い合わせの中で「2年前の書類から指紋を検出できますか?」とご質問いただくことがよくありますが、最終的には「検査してみないと分かりません」とお答えしています。
    保管状態が良好であれば、想像以上に古い資料からでも検出できる可能性があります。お気軽にご相談ください。

  • 紙幣からの指紋鑑定をお願いしたいのですが

    可能です。
    ただし、新券・もしくはマニアなどが管理した物がよいと考えます。
    それは法的証拠能力の問題です。
    流通紙幣の場合、どんなに指紋鑑定の結果が完璧でも、くつがえる事が多いからです。
    確認事項としての指紋鑑定であればお勧めいたしております・・ご確認ください。

  • 財布・カバンからの指紋検出をお願いしたいのですが

    素材により指紋検出/指紋鑑定が可能な場合もあります。
    表皮革からの検出は可能だと思われます。
    スエード/柔らかい布などからの指紋検出は、ご相談ください。

指紋鑑定を研究する学会

  • 指紋鑑定を研究する学会は有るのですか?

    指紋鑑定を研究する学会は「御座います」多くの研究が報告されています。
    日本法科学技術学会では、膨大な科学的研究データの蓄積があり、この学会で警察の法科学研究者、大学関係の研究者・民間企業などの研究者による指紋鑑定が研究され報告されています。
    指紋鑑定を行う会社や指紋鑑定人を選定する際には、どの学会に所属する学者なのか聞いてみると良いですよ。

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