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交通事故鑑定

交通事故調査実例集①

交通事故調査実例集①

高度な特殊画像解析法により真実を立証する。

ご遺族提供の写真から制動痕を摘出した実例。
写真に記録されている情報のうち、ヒトが肉眼で識別できる情報は15%前後と言われています。
画像解析を実施し、肉眼では識別できない微細な痕跡を摘出し、解析します。

交通事故の状況

犠牲者は原付バイクを走行中、加害者車両と正面衝突死亡事故を起こした。

加害者車両は犠牲者バイクが、車両に正面から突っ込んで来た為に起きた事故と証言。目撃者は同乗者女性。
つまり、バイクの暴走行為により事故は起きたとの供述が採用された。
しかし、この説明にバイクの親族が猛反発。

☆ ☆ ☆

・・原付バイク運転者の親族は・・

おっとりした性格だった。性格的に無謀運転をするとは思えない。だから、事故が信じられない、と・・

それに 車両の運転者は地元では有名な○・・!。
供述も信用できない!・・と

遺族提供の写真を特殊解析し、肉眼では認知出来なかった制動痕を摘出。位置関係を求めることで加害者の主張を覆した実例。

ご遺族提供による写真

実況見分調書によると、事故を起こした車両は、奥から手間に走行してきました。そして、バイクは道路中央部を手前から奥に走行。
そして、本道路中央付近で、正面衝突事故を起こし。バイクの運転者は死亡しました。

写真に記録されている情報のうち、肉眼で識別できる情報は15%前後と言われています。この様な事故現場でも、写真の情報があれば、真実を探ることが可能になります。

画像解析法にて処理

画像(写真)解析により、制動痕を浮かび上がらせる。
この画像処理を施した写真のスリップ痕と実況見分調書に示された事故位置地図との相違が判明。

その後、再検証のため、詳細な道路地図、気象状況、車両損傷状態を再精査。新たに事象・現場状況が再確認されると

・・次々に矛盾点が・・

全ての状況を総合判断すると、
事故車両は左寄りを直進していたとは考えにくい状況が確認された。

・・真実は・・

車両は道路中央部を走行。
右前方から走ってくる来るバイクの正面に向かって行った。
(バイクは道路左側を走行中、前方から走行してきた車両が突っ込んできた)

その後、この再検証は認められ、最終的に、車両運転者は責任を問われ、バイク運転者の無謀運転は否定されました。

摘出した痕跡から位置関係を精査し、真実を証明した実例です。