Image Analysis

画像解析について

画像解析 / 防犯映像解析 / 写真解析

 画像解析はコンピューターが利用される以前から行われていました。光学演算による文字読み取りや、天体写真・衛星写真の画質改善などです。

 法科学に於ける画像解析研究もこの頃に始まり、交通事故鑑定、文書鑑定などに応用されて行きました。

 1990年代に入り、パーソナルコンピューターの普及と共に本格化した画像解析は、多くの応用分野に広がりました。
2000年代に入ると、画像解析は、医学・工業・法科学など専門分野化して行きます。

画像解析

 近年、デジタルカメラや防犯カメラ・ドライブレコーダー等の普及により、事件・事故を撮影された映像・画像が証拠資料とし提出される機会も増えて来ました。

 当社では、この法科学分野での画像解析を専門に扱っております。

 防犯カメラ・防犯ビデオ、写真画像などに写された映像・画像から画像の鮮明化、画質の改善等の画像処理。物体の大きさ・距離・速度等を計測する画像計測処理。編集・改ざん痕跡の判定。

 顔画像解析・着衣解析などの個人識別。紫外線や赤外線あるいはレーザー光源を使った分析など、これらの研究 および検査/鑑定を行っています。

法科学鑑定研究所のおける画像解析での取り組み

 法科学鑑定研究所における画像解析は、刑事事件や法的訴訟において、画像や写真の証拠を分析し、関連する情報や証拠を抽出するプロセスです。これは、事件の真相を解明したり、犯罪行為の証拠を明らかにするために使用されます。

 画像解析は、さまざまな手法とツールを使用して行われます。主な手法には以下のようなものがあります。

・映像処理
デジタル画像やビデオのクオリティを向上させ、明るさやコントラストの調整、ノイズの除去、解像度の変更などを行います。これにより、画像の視認性や解析の精度が向上します。

・パターン認識
画像内の特定のパターンやオブジェクトを自動的に検出し、分類する技術です。例えば、顔認識や車のナンバープレート認識などがあります。これにより、特定の人物や物体を追跡したり、証拠の確認を行ったりすることができます。

・画像/映像の異動識別
異なる画像/映像や写真を比較し、類似点や相違点を見つけるための手法です。例えば、同一の物体や場所を異なる角度や条件で撮影した画像を比較して、一致する部分を特定することができます。これにより、証拠の整合性を検証することができます。

 法科学鑑定研究所では、最新の技術を駆使して、証拠収集や事件・事故の再現・真相究明に向けた検査・解析を行っています。画像解析の専門家が様々な問題に対応し、適切な手順で解析を行うことで、解析結果の信頼性を確保しています。また、依頼者のプライバシーや個人情報の保護にも配慮しています。

画像解析における問題点

 画像解析にはいくつかの問題点や課題が存在します。まず、画像の品質や解像度の低さは、解析の正確性や信頼性に影響を及ぼす可能性があります。ノイズやブレ、ピクセル化などの問題がある場合、重要な詳細や情報が欠落するおそれがあります。

 さらに、検出や認識の誤りも問題となります。画像解析では、特定のパターンやオブジェクトを正確に検出または認識する必要がありますが、複雑な背景や光の変動、不鮮明な画像などの要因により、誤検出や誤認識が発生する可能性があります。

 機械学習やパターン認識の手法を使用する場合、オーバーフィッティングの問題が発生することもあります。これは、訓練データに過剰に適合してしまうことで、新しいデータに対して一般化できないという問題です。

 倫理とプライバシーの問題も画像解析に関わる重要な問題です。適切な規制やガイドラインがない場合、個人情報の誤った使用や悪用が行われるリスクがあります。

 さらに、一部の画像解析タスクは非常に複雑であり、完全な自動化が困難な場合もあります。例えば、感情分析や意図の推測などの高度な認識タスクは、主観的な要素が含まれるため、絶対的な正解を得ることが難しいことがあります。

 これらの問題点は、画像解析の正確性や信頼性に影響を与える可能性があります。継続的な研究と技術の進歩により、これらの問題に対処する手法やアルゴリズムが改善されていくことが期待されます。

わたしたち法科学鑑定研究所では

画像解析に関し、以下の業務を行っています。

内 容
防犯カメラからの映像解析 ・不鮮明画像の鮮明化・高解像度化による被疑者の判定
・不鮮明ナンバープレート映像の鮮明化、ナンバーの判定
・防犯カメラ映像から顔画像解析を実施、被疑者を判定
・防犯カメラ映像から速度鑑定を実施、車両速度を判定
・防犯カメラ映像から被疑者の挙動を判定
・防犯カメラ映像から歩要解析を実施、個人を判定
・防犯カメラの映像データの、編集・改ざん痕跡を判定
交通事故 ・証拠写真の解析、被写体測量し衝突速度を判定
・路上痕跡画像を特殊処理、車両の挙動を判定
・防犯カメラ映像から被疑者の車種を判定
・ドライブレコーダー映像の信号機の編集・改ざん痕跡を判定
筆跡(文書・印章)鑑定 ・筆圧などのマイクロ測量、光学解析などにより偽筆を判定
・赤外線撮影法を用いた後書き・付けたし文字の判定
・印象・印象画像をマイクロ計測し偽造印象を判定
事件に係わる遺留現場 ・血痕解析
壁面衝突血痕を計測し速度・方向を精査、被疑者挙動を判定
主要顧客 ・裁判所/警察、法律事務所、教育/医療機関、法人/個人
参加学会 ・日本法科学技術学会
・日本犯罪学会 ほか

法科学鑑定研究所の画像解析はご依頼者の秘密が守られています。

 法科学鑑定研究所が行う画像解析に関する情報は、ご依頼者の秘密として厳重に保護されます。研究所は、個人情報保護法や関連する規制に従い、個人情報の取り扱いについて厳格な基準を設けています。また、研究所の全スタッフは、個人情報の漏洩を防ぐための教育や指導を受けています。これにより、ご依頼者のプライバシーが確実に守られ、安心して研究所のサービスをご利用いただけます。

 これらの対策と原則により、法科学鑑定研究所は画像解析を行う際においても、ご依頼者の秘密情報を確実に保護し、機密性を確保しています。ご依頼者は安心して秘密情報を提供することができ、信頼性の高い画像解析結果を期待することができます。

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