Forgery

偽造/改ざん解析とは

偽造/改ざん解析

偽造/改ざんは、それ自体が法律に抵触する場合も多いのですが、真実を探る犯罪捜査に於いて使用される場合も多くあります。
被疑者が偽造/改ざんを行う理由として「真実を隠す」「真相を変更する」「身分や資格を偽装する」「付加価値を上げる」など利己的に有利に真実を変更/ねつ造したと考えることが出来ます。

犯罪が、犯罪として成立するためには、行為者の意思が重要になります。
特に刑事事件で有罪性を問うには、その容疑者に犯行の意思があったのかどうかということが大事なポイントとなります。
その意思を見るという点で、偽造/改ざん解析と言うのは非常に重要な材料となりうるのです。

つまり、偽造/改ざん解析というのは、そこに本人の意思が反映されており、しかもそれが目に見える形で残される『物的証拠』といえるのが大きな特徴なのです。

私たち法科学鑑定研究所では

私たち民間鑑定機関に持ち込まれる偽造/改ざん解析の多くは、 弁護士様・法人様・個人様から持ち込まれる案件が多く、それらの資料は民事裁判資料や交渉用証拠資料です。そして、それらの証拠物が「真正な物」または「偽造/ねつ造が疑われる物」かの判定と裏付けが求められます。

民事裁判では「準備書面」「陳情書」などがよく利用されます。これら主張の根拠として、多くの証拠が提出されます。
その証拠が『偽造/改ざんされた可能性が極めて高い』と判定された場合、「準備書面」「陳情書」などを用いて、当事者(原告or被告)が主張した内容の信用性が一気に落ちることになります。
そして、当事者は不正な証拠を作成するような関係にあると、裁判官に認識される可能性もあります。

偽造/改ざん解析は、裁判や交渉事案の流れや方向性を、一気に変えてしまうこともある検査なのです。
私たち法科学鑑定研究所では、下記の偽造/改ざん解析を行っています。詳細はお気軽にご相談下さい。

証明書の偽造

ID、身分証明書や資格証明書など各種証明書の偽造

・運転免許証・保険証・学生証・卒業証明書・弁護士免許・医師免許

材料や素材、産地をなどの証明書の偽造

・材料検査証明書・原産地証明書・産地証明書

安全性の証明書の偽造

・品質証明書・検査証明書・放射性物質検査証明・PL確認証明書

文書の偽造

遺言書の偽造

・日時の偽造・金額の偽造・内容の改ざん・遺言書の加筆/削除

契約書の偽造

・日時の偽造・金額の偽造・内容の改ざん・契約書の加筆/削除

借用証書の偽造

・日時の偽造・金額の偽造・内容の改ざん・借用証書の加筆/削除

領収書の偽造

・領収書の日付偽造・領収書の金額偽造・架空領収書の作成・領収書の加筆/削除

音声データ偽造

・録音日時の偽造・録音データ編集/改ざん

画像・動画偽造

・撮影日時の偽造・撮影場所の偽造・映像データ編集/改ざん

デジタル通信文書の改ざん

・PCメールの偽造・携帯メールの偽造・Word/一太郎プログラムの偽造
・作成日時の改竄・更新日時の変更・作成者名の改変・文書内記述の変更・改訂版の偽造

前のページに戻る

偽造・改ざん解析Top