ヒト由来物質の検査
日本人特有の清潔志向が増大する中、安心安全が求められています。
犯罪捜査と同様の手法により、ヒト由来の異物について検査を行います。
ヒト由来の異物 | 検 査 項 目 |
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血痕 毛髪 体液 爪 歯片 皮膚片 骨片 たばこの吸い殻 チューンガム コンタクトレンズ 使用済み絆創膏など |
・DNA型個人識別検査(個人のDNA型・性別) ・ABO式血液型遺伝子検査 ・血痕人獣識別検査(ヒトの血痕か否か) ・毛髪人獣識別検査(ヒトの体毛か否か) ・尿瘢検査(尿を含むか否か) ・精液検査(精液を含むか否か) |
異物混入 検査・対策
異物混入 は、原材料の調達をはじめ製造・販売の過程で発生する意図しない異物混入と、社内あるいは消費者を含む部外者による意図的な異物混入の両方が対策を検討する必要があります。
特に食品業界では、厚労省の食品衛生指針において「異物とは生産、貯蔵、流通の過程での不都合な環境や取扱いにともなって食品中に混入、迷入したあらゆる有形外来物」と定義づけています。
これらのことから食品の安心・安全に対する取り組み(フードセーフティ)、食品の防御・テロに対する取り組み(フードディフェンス)喫緊の課題とされています。
異物混入 の現状
食品や製品に、毛髪、タバコの吸い殻、血痕、昆虫、金属片、プラスチック片などの「異物」が混入していたというニュースが昨今相次いでいます。
2014年に国民生活センターに寄せられた食品への異物混入相談件数は1,852件(実際に消費者被害が発生したものを含む)と発表されています。
これらの背景から、健康、長生き、安心安全に対する消費者の関心の増大、強い安全志向、日本人特有の清潔志向に伴って、安心して食べられる食品への願望が強まっていることがあげられます。
この傾向は当然ながら今後さらに強まり、生活に密着する大きな問題となっていくと考えられ、製造メーカー、販売店では異物混入対策が急務とされています。
弊社での取り組み
弊社では、あらゆる製造メーカー様の 異物混入 対策として、実際に混入した異物検査・同定のほか、 異物混入 の発生を推定したテストケースにおける検査・分析、 その異物が自社従業員に由来するものかを迅速に識別するDNA検査とDNAバンクサービスを中心に、総合的なマネジメントを行っています。
また、異物混入 時のDNA検査が有効性を把握するため、各種混入条件を想定した、テストケースを実施することも可能です。