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足跡鑑定

なぜ足跡から身長がわかるのか?

なぜ足跡から身長がわかるのか?

・・・よくいただく質問・・・
「なんで足跡から身長や体重、それに男女までわかるの?」

では、お答えしましょう!

科学捜査は、足跡のどこを見ているのか

足跡の擬装なんて・・・簡単さ!
だって・・・友達の靴、借りてくれば・・・いいだけじゃん!

・・・それは、あま~い考え・・・即、特定されちゃいますよ・・・

では、足跡って・・・何でしょ?足跡とは個人運動の一部が固定的に足跡として残されたもの。この運動を科学することで、その足跡が誰のものか解ります。

科学とは「観察と実験」です。
みなさんは、下の写真を観察して、いくつぐらい、事実が判明しますか?

これを観て、あれこれ考えるが科学捜査です。そして、実験検証し疑問がないか確認します。

まず、靴のサイズ、紳士物の靴かなぁ・・・それより本当に人が履いたのかょ!

赤丸と黄色い線が不自然だ・・・と、感じた方は、鋭い。
赤丸には大きな圧力が加わったことが解ります。

つまり、そこには足の骨があるこを意味しています。
生物学的、法医学的に、骨の位置を検証します。

すると・・・ヒトの足、以外には考えられません。

次に、力が大きく加わった部分を色々な方向から高精度計測を行います。すると・・・持ち主の輪郭が見えてきます。
(えぇ~なんでよ・・・疑!)
(^^;

では次に、ヒトの体を科学しましょ♪

足跡から持ち主を割り出す

科学捜査では、「足跡を見るな!足跡の持ち主を見ろ!」と、教えられます。

足跡の持ち主はヒトです。
だから、ヒトの体を知らないと科学できません!

足跡と、ヒトの体の構造を比べながら、考えて見ましょう。
ヒトの体の部分部分の大きさの割合は、若干の差はありますが、だいたい一定です。

「頭だけ大きい人」や「足だけ大きい人」は、この世に存在しません!←よね♪
背が高い人は足も長いですし、背が低い人は足も短いのです。

この事は、ヒトの足の大きさにも言えることなのです。

ヒトの足の大きさは親指から踵までの長さで表します。

しかし、このヒトの足は、足の幅や土踏まずの位置など、様々な部分を長さで表すことも出来るのです。

この割合についても、だいたい一定で、背が高い人と背が低い人で違いがあるのです。

また、靴を履いていても、歩くときには地面にかかる力が加わる部分は、身長によって違うのです。

さらに、ヒトの骨格は、男性と女性では大きく差違が存在します。
(つまり足跡鑑定とは、足跡から持ち主の骨格を判定することなのです)

・・ですから・・
あるTVのドラマで「足跡は女性用の靴でした!・・・だから犯人は女です!」

えぇ~とですね・・(。-ω-。;) 
もし、小柄の男性や、お姉系だったら?

借りた靴や、靴にカバーを掛けても、足跡を科学分析すれば、その人の身長と男女の性別が解ってしまうのです。

でも、これだけで、判断するのは早急ですよね。
そこで、歩幅からの体格割り出しや、圧力からの体重の計測など、あの手この手で、検証、そして実際に実験して、割り出しを行うのです。

足跡鑑定は、たんに、見た目の形状比較を行うことではありません。
数々の実験検証を実施し、ものすごく、掘り下げられます。
そして、はじめて「重要な証拠」になるのです。

・・・いかがでしょ・・・ 超簡単に説明していますが、解析には、特殊な装置やソフトをたくさん使用し割り出します。

実際の科学捜査では、たくさんの精査事項を用意し検証されます。

たった数個の足跡から犯人を特定する精度は年々、高精度になってきています。

最新の科学捜査はDNAだけでは、ありません。
数年前には考えられなかった案件も、解明できるようになってきているのです。