毒物 犯罪とは
毒物が関係する事案は、状況や情報の不足により、原因の特定や経緯の整理が難しくなることがあります。
そのため、客観的な検査結果と、状況情報(いつ・どこで・何が起きたか)を組み合わせた評価が重要になります。
原因特定が重要になるケース
- 体調変化の原因がはっきりしない/急な体調不良が続く
- 飲食物・薬剤・化学物質などへの曝露が疑われる
- 第三者トラブルや事故・労務・保険等で、客観資料が必要
- 裁判資料・社内調査資料として、科学的な裏付けが求められる
当研究所ができること(毒物検査・毒物分析)
有害物質の存在を科学的に確認し、必要に応じて検出結果を報告書として整理します。
対象は重金属、農薬、動植物由来毒などに加え、人体に有害な化学物質の検出にも対応しています
(対象は試料・目的により異なるため、事前にご相談ください)。
ご相談時に役立つ情報
- 体調変化の時期・経過(いつから/どのように)
- 関係しうる飲食物・薬剤・化学物質の情報
- 試料の種類・量・保管状況(分かる範囲で)
- 「何を明らかにしたいか」(調査・資料化の目的)
※情報が限られる場合でも、状況に応じて検査の可否・方針をご案内します。
安心してご相談いただくために
- 結果は、試料状態・採取時期・保管状況等の影響を受けます
- 検出の有無のみから、影響の程度を一義的に断定できない場合があります
- 最終的な判断は、状況情報や他所見と合わせた総合的評価が重要です
「何を検査できるか」「どの試料が適切か」から、目的に合わせてご案内します。
まずは状況を簡単にお知らせください。
毒物 検査
毒の歴史は非常に古く、ナポレオンの遺髪からヒ素が検出されたことをめぐり、毒殺の可能性が論じられた例もあります。
かつては自然界に由来する毒(自然毒)が中心でしたが、技術の進歩により人工的な化学物質が社会生活の中に入り込み、毒物の種類も多様化しています。

毒物 中毒
毒物による中毒死は、外表所見や解剖所見だけで原因毒物まで特定できるケースは限られます。
また、中毒が疑われる患者で、原因となり得る薬毒物の情報(服用歴・曝露状況など)が医師に共有されている場合は、診断や対応が比較的進めやすくなります。
一方、情報が乏しい場合、薬毒物中毒の症状は消化器疾患や中枢神経疾患などと類似することも多く、判断が難しくなります。
そのため、毒物中毒が疑われる場合は、化学的検査結果や臨床情報等を踏まえ、総合的に評価します。
分析対象となる 毒物
| 毒物の種類 | 検査対象薬物 |
|---|---|
| 無機毒(例:重金属等) | 水銀・カドミウム・鉛・ヒ素 タリウム・青酸カリ・硫化水素など |
| 農 薬 | 有機リン系・ピレスロイド系・アミジノヒドラドン系 有機塩酸系・カーバメイト系・ネオニコチノイド系など |
| 動物毒 | ヘビ・クモ・ハチ・クラゲ・毒カエル・毒貝など |
| 植物毒 | トリカブト・チョウセンアサガオ・ドクニンジン・毒キノコなど |
※対象となる毒物は複数ございます。
人体に有害な他の化学物質の検出も行っておりますのでご相談ください。
試料別の特徴(毛髪・食品等)
| 検査試料 | 試料の説明 |
|---|---|
| 毛 髪 | 体内に取り込まれた化学物質の一部は、毛髪や体毛に取り込まれることがあります。 毛髪・体毛中の成分を分析し、対象物質の検出を試みます。 |
| 食品など | 食品等に混入が疑われる場合、当該食品から対象物質の検出を試みます。 |
| 検査試料 | 検査の必要量 | 検出可能期間の目安 |
|---|---|---|
| 毛 髪 | 10mg(約50本) | 摂取後:数か月〜数年(毛髪の長さ・採取部位等により異なります) |
| 食品など | お問い合わせ | お問い合わせ |
分析費用
| 検 査 | 検査試料 | 費 用 |
|---|---|---|
| 無機毒(例:重金属等)検出検査 (スクリーニング検査) |
毛 髪 | 400,000~ (円/検体) |
| 化学物質検出検査 | 食品など | 150,000~ (円/検体) |
※無機毒(例:重金属等)スクリーニング検査ではご指定頂いた重金属の分析も行うことが可能です。
※化学物質検出検査は、分析対象の化学物質によって大きく分析方法が異なります。専門の研究員が適切な検査方法をご案内させていただきますので、お気軽にご相談ください。
※刑事事件等で証拠性を重視する場合、毛髪採取時に当研究所研究員の立会いをお願いすることがあります。
主な分析法
- イムノクロマトアッセイ
- GC-MS分析(ガスクロマトグラフィー質量分析)
- ICP-MS分析(誘導結合プラズマ質量分析)
など
法薬毒物の専任担当者が対応いたします。 お気軽にお問い合わせ下さい。
毒物 犯罪とは
毒物が関係する事案は、状況によっては原因の特定や経緯の把握が難しくなることがあります。
そのため、体調変化の経緯、摂取した可能性のある飲食物や薬剤、保管状況などの情報が重要になります。
毒物が疑われる場合は、臨床情報や状況情報とあわせて、化学的検査結果をもとに総合的に評価します。
気になる点がある場合は、できるだけ早い段階で医療機関への相談や、検査の可否についての確認をご検討ください。
よくある質問
Q1. 相談する際に、まず何を伝えればよいですか?
次の情報があると、検査の可否や方針をスムーズにご案内できます(分かる範囲で構いません)。
- 体調変化や出来事の時期・経過(いつから/どのように)
- 関係しうる飲食物・薬剤・化学物質の情報
- 試料の種類・量・保管状況
- 「何を明らかにしたいか」(調査・資料化の目的)
Q2. どんな試料が検査に使えますか?
目的や対象物質により異なりますが、例として毛髪・食品(飲料を含む)などが検討対象になります。 状況により適切な試料をご案内しますので、まずは「何を確認したいか」と併せてご相談ください。
※試料の量・保存状態によって、検査の可否や結果の解釈が左右されることがあります。
Q3. 検査で「摂取(使用)」まで断定できますか?
検査は、試料中の対象物質の存在を確認することを目的とします。 ただし、検出の有無や濃度のみから、摂取量・時期・影響の程度を一義的に断定できない場合があります。 状況情報(経過・保管・曝露状況等)とあわせて総合的に評価することが重要です。
Q4. どのような毒物が対象になりますか?
例として、重金属、農薬、動植物由来毒などが対象となり得ます。 また、人体に有害な化学物質の検出も目的に応じて対応しています。
※対象は多数あり、試料・目的により適切な方法が異なります。具体的な対象は事前にご相談ください。
Q5. 結果が出るまでの期間はどれくらいですか?
解析期間は、対象物質・試料の種類・検査方法・追加確認の要否によって変わります。 受付時に目的と状況を伺い、想定スケジュールの目安をご案内します。
Q6. 依頼する前に注意することはありますか?
- 試料は、できるだけ清潔に扱い、適切に保管してください(混入・劣化の影響を受けることがあります)。
- 採取時刻や保管状況など、分かる範囲で記録しておくと評価に役立ちます。
- 体調不良がある場合は、検査の相談と並行して医療機関への相談もご検討ください。
※本ページは一般的なご案内です。検査の可否・方法・解釈は、目的・試料・状況により個別に異なります。



